クラフテッドWorldへようこそ

このコーナーは自転車に関するさまざまな事柄を、いろんな角度からお話するページです。
皆様にとって、役立つ事から、全く役にたたない事までさまざまです。
その内容によっては、読者の皆様の中で批判、反論をお持ちになられる方もおられるでしょうが、ご容赦下さい。あくまでも私からの一方通行のお話ですので。


第9話「バルブナットの話」

ロードレーサーもクリンチャー全盛の時代ですが、フレンチバルブのバルブナットについてあまり、論議されていないので、それについて軽いお話を一つ。

フレンチバルブチューブについてくるバルブナットですが、形状として、六角形の物と、ギザギザのついた丸型がある事は、皆さんお気づきだと思います。メーカーやバルブ長の違いによって、付いてくるものは、両者さまざまですが、現状としてどちらが良いのかというお話です。

軽量化のため、このバルブナットを取り外して居られる方もいますが、これはあまり感心しません。タイヤとチューブは相対的にブレーキング時に僅かずつずれようとして、バルブの向きがホイールに垂直でなくなってきます。これを抑える効果もさることながら、ホイールバランスの点からもつけておいた方が得策です。(リムはバルブホールの穴の開いている正反対方向の部分が継ぎ目になるので、実はその部分だけ重いのです)

話を戻しますが、六角形をしているものは、やはりスパナで締める事を前提にしていると思います。皆さんも経験がおありだと思いますが、バルブナットはエアーを入れてゆくと、リムから浮き気味になり、エアーが抜けるとリム穴に押さえつけられるようになります。通常は規定のエアー圧を入れた時点で軽く手で閉めこむだけでよいわけで(それで充分なのです)、ことさらに工具を使って、強く締めこむ必要のない物です。

現場(走っている最中)でこのナットをゆるめ、外す時はパンクの際のチューブ交換くらいです。それでは、この時緩めやすいのはどちらかと言えばやはり「ギザギザ」の付いた丸型だと思います。手は汗をかいていたり、少量の油分でこの小さなナットはなかなか緩めにくいものです。特にエアーが抜けて固くしまりこんだような場合は、苦労します。こんな時、いらいらしない為にもなるべく丸型に付け替えておいた方が、良いと思いますが、皆さんはどう思いますか?      










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