「そりゃ〜 お前・・人生長い事生きてりゃ たまに“あー生きててよかったなー”って思う事があるんだよ!
そのために生きてんじゃないのか?」
「たとえば1年に100日自転車に乗るとするでしょ? そのうち“あー気持ちが良い!”とか“あーやっぱり今日は走って良かった!”って思う時がたまにあるんですよ!たまにですよ!そう・・何回ぐらいかな・・・おそらく5回に1回くらいかな・・もっと少ないかも・・・」
「毎週末に自転車に乗っても年間50回位、北陸の方では冬場は乗れないから実質30回くらいですよね!そのうち5〜6回ですよ、走って気持ちよいとか、楽しいって感じるのは・・・」
これらは私が当店でスポーツ自転車を買ってくださったり、相談に来られたお客様に言う「決まり文句」です。自転車は付き合い方の難しいスポーツの一つだと私は思います。多くの方が1年、3年と経過していくうちにだんだんと乗らなくなってしまいます。そういうお客様がなんと多い事か・・・
原因はいろいろありますが、いずれにせよ「あー走って良かった!、気持ちよかった!」と感じた時の想いを大事にする事だと思うのです。毎回そんな感情を味わう事はまず不可能と割り切って欲しいのです。そうすればあまり気乗りがしない日も、天候があまり良くない時も、暑い時も寒い時も「少しの無理をして」自転車に乗れるようになります。それが習慣づくと、しめたものです。
その「少しの無理をする」エネルギー源は、たまに味わえる「あー走ってよかったなー!」という爽快感なのです。要は多くを期待しないで走る習慣をつけることだと思います。5年後、10年後・・・あなたはまだ自転車に乗ってますか?