クラフテッドWorldへようこそ

このコーナーは自転車に関するさまざまな事柄を、いろんな角度からお話するページです。
皆様にとって、役立つ事から、全く役にたたない事までさまざまです。
その内容によっては、読者の皆様の中で批判、反論をお持ちになられる方もおられるでしょうが、ご容赦下さい。あくまでも私からの一方通行のお話ですので。


第11話「Dr コトーの自転車

TVドラマ「Dr コトー診療所」は私も大好きで毎週欠かさず見ています。いつも気になっている事が一つあります。いつもエンデイングの画で白衣を着て自転車をこいでいる場面なんですが、サドルがほとんどシートパイプから出ておらず、いわゆる福井的表現(?)で「ぺったんこ」なのです。スポーツ車を扱っている身にとっては、見た目にどうだろうか?といつも疑問に思っているのですが、なぜかそれに「違和感」を感じないのです。私が気になっているのは、「サドルがぺったんこ」という事に対してではなくて、私がそれについて全く「違和感」を持たない事なんです。

自転車 特にロードレーサーなどは、シートピラーのパイプからのデシロにとても神経質になり、自転車が最も綺麗に美しく見えるようにいつも気を使っているわけで・・・

五島先生が乗っているのは車種から言うと「軽運搬車」と呼ばれる物で、荷物を運搬する為のものです。「重運搬車」とは氷や米など比較的重い物を運ぶ物で、一昔前は結構前掛け姿のおじちゃんが乗ってました。この種の自転車にはスプリングの付いた皮サドルが、それもある程度くたびれたやつがお似合いです。 


話がそれましたが、この疑問を解決すべく私の「用足し用チャリ」をちょっといじってみました。この車はお客様が新車と入れ替えの為、置いていかれたもので一見ボロチャリです。(実は大した事ある車なんです!)盗難の心配もまず無いので近くへ用事がある時に重宝しています。この車もサドルが「ぺったんこ」なので、試しにピラーを出して格好よく(?)してみました。・・・でも、ちっともカッコ良くないんです。少しだけわかった事は、このたぐいの自転車はいわゆる「機械」では無いのではないのだろうか?と言う事です。もちろん意識の問題ですが、このたぐいは「日常生活道具」の範疇ではなかろうか?・・・と言う考え方です。

スポーツ車の場合、足がやっと着く位高くなったサドルにまたがる時、いつも精神的ハードルも高いため、気合を入れてまたがる必要がありますよね、思い切り足を上に跳ね上げて「ヨイショ!」と言う感じで・・・そんなハードルの高さは日常生活では時としてわずらわしいし、面倒くさいわけで・・・

「ぺったんこサドル」がそれなりに違和感なく収まっているのはそれはそれで完成された美しさではないかとも思います。 どなたかこの疑問に納得のいく答えを下さい!












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