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当店のツーリングクラブ「輪塾」のツーリング紀行です。
出来る限り、過去の紀行も掲載していきます。


第32回輪塾ツーリング始末記「御岳 濁河温泉行」
第31回輪塾ツーリング始末記「分杭峠〜大鹿村・赤石温泉」
第26回輪塾ツーリング始末記「カヤノ平〜秋山郷 切明温泉行」
第24回輪塾ツーリング始末記「菅平〜地蔵峠〜高峰温泉行」
第23回輪塾ツーリング始末記「奥志賀林道〜七味温泉行」
第22回輪塾ツーリング始末記「美ヶ原 行」
第20回輪塾ツーリング始末記「兵越〜青崩峠 行」

 2006,10,14 「ピンポーン・・ピンポーン・・」・・・・「あ〜今日の目覚ましの音はナンカちゃうな〜」 ぼんやりした意識の中、「あっ!!しもた〜!」・・・時計を見ると午前3時過ぎ・・・

 寝ぼけ眼で玄関を開けると大石君と田中君がニッコリ笑いながら「おはようございまーす」
ごめん!・・・すぐ行くわ」 最近め目覚まし時計の調子がおかしいと思っていたが、肝心な時に鳴らない。初めての遅刻・・・連鎖的に2時半にモーニングコールをしてあげるはずの宇野チンも大幅遅刻・・・4時前にやっと出発。この遅れが後に重大な結果(?)を招くとはこの時誰も想像してなかったのです!

馬曲温泉奥からの奥志賀林道方面への分岐・・写真中央のおばあちゃんが「今朝 熊でたよ〜」  












←きつい簡易舗装がしばらく続くが、やがてダートに

駐車地の木島平役場をスタートしたのが、9時50分、一路「馬曲温泉」方面へ・・・総勢11名。直線的な結構な上りが続く。高台にある馬曲温泉脇の道を登りつめ、分岐に気づかずまた馬曲温泉下に逆戻り。判りにくい山肌のわき道入り口で野良仕事のおばあちゃん・・・「今朝 クマが出たから気いつけてナアー」・・・覚悟はしてきたが、そうズバリ言われると余計ビビル。舗装でもこたえる上りに「チリン・・・チリン・・・」と熊よけの鈴が軽快な音色で励ましてくれる。やがて舗装も切れ通行止めのゲート。奥で工事をしているらしくダンプ、ミキサー車が時折通る。一般車通行禁止らしくダンプの運ちゃんがゲートの鍵を開けて通って行く。これ幸いにタイミングをみはらかって頼んで通らせてもらう。道幅一杯のダンプをやり過ごして、押してもこいでも変わらないような速度であえぎながら上る・・・上る・・・さらに上る。天気は最高で紅葉も真っ最中・・・でも前後に仲間が見えなくなると「すっごい不安」・・「待って〜置いてかないで〜」やけに長い林道デシタ。













←押しても、乗っても変わらない速度・・・それならゆっくりと紅葉でも愛でながら行きますか
 今回のベストショット(ピンボケが惜しい!)

湿った落ち葉でトルクをかけるとスリップする。地図上7〜8kmとタカをくくっていたけれど、実質12kmくらいの感じ・・・実際は7〜8kmだったのかも知れないが、なにしろ高圧タイヤのまま入道し、体力も落ちてきてる老体にはとてもきつかったのです。途中予定時間より大幅に遅れている為、コンロを使っての優雅な昼食は取り止めで、各自適当に走りながら行動食で済ませてもらうことになった。腹ごしらえができてない為、糖分補給が間に合わず、休憩しても心拍が下がらない。


          奥志賀林道と秋山郷への分岐地点→
奥志賀林道へ出たのは午後1時40分。予定では11時なのに・・・この林道甘く見てました・・・みんなヘロヘロ状態。まだ上りが続くのに・・・人数確認をすると8名しかいない!ドライブ中で紅葉見物していた人が「あっち方向へさっき2〜3人行ったよ」 「あっち方向って・・え〜まさか反対の野沢温泉方面?」 「あれほど分岐では全員集合とルールを作って決めてたのに・・・」 先行していた少々元気が余っている3人組の仕業でした!同じ方面へ向かう軽自動車の老夫婦に頼み込んで伝言をお願いした。2〜30分程して再び合流。(「今度ルール破りをしたら連れてかへんぞ!」と気の弱い私は心の中だけで叫びました)
これより志賀高原のピーク「一の瀬スキー場」までまだ上りが続く。それにしても今日はサイクリストが多い。ほとんど皆空身なので、軽快に挨拶を交わしてすれ違って行く。ロードあり、
MTBありで50人程度はすれ違ったか。おまけにバイクもやたら多い。紅葉のピークなのでカメラ片手のおじさん達もそこかしこに車を止めて、「も〜邪魔やナ〜」




ラクチン!
他のお客様御迷惑をお掛けしました








丸池(志賀草津道路との分岐)で太陽が沈む寸前、苅安氏の提案でバスターミナルで乗れるバスが無いか確かめる。なっ!なんと!5分後に笠岳方面行きのバスが出るという!頼み込んで、前輪だけ外して全員すばやく乗り込む。一般の乗客が少なかったのが幸いした。数キロあるきつい上りをバスはうなりながら上ってゆく。「こんなんチャリで上っとたら、1時間以上はかかるで〜」皆うなずく。このバスを逃したら後は2時間待ちだったそうな・・・10分位で分岐に到着し、最後の上りに入る。もう道がぎりぎり見える状態。

↓笠岳頂上直下のピークにて「あっ 三屋君に悪霊が!・・・」私のタバコの煙りでした。
標高2076mの笠岳直下のピーク到着は5時40分。もう真っ暗で〜す。何人かのライトを頼りに固まって一路標高約1300mの七味温泉へと下る。白いガードレールがぼんやりとか細いバッテリライトの光で浮かび上がって、右と左の白い「ふんどし」(?)の中間を適当に(?)下る。道の状態はまるっきり見えない。ギャップや石があったら、まず転倒する。「こけたらこけた時」と皆腹をくくって一気に下る。時々頼みの綱のガードレールが無い場所がある。コース取りがまるっきりわからない・・・適当に(?)下る。目をつぶって下る・・・

<>七味温泉「山王荘」についたのは6時20分。とっぷりと日は暮れておりました。7時から夕食ということにして、皆一斉に露天風呂へ直行!! 硫黄泉の源泉掛け流し・・最高でした!

皆のもうこれ以上は望めないほどの安堵と幸福感に満ちた笑顔・・・これも最高でした!








">中央奥のピークが笠岳,昨日の夕暮れはあの切通しにいた!→








翌日も快晴! ほとんど下りの帰り道。沿道の果物直売所でブドウを食ったり、リンゴをかじったり・・・

<全標高差約2200mのバトルでした!

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